法のジレンマ
何事にもルールが必要だ。ただ、人を縛るのでなく、より良い生活を送るためにあるべきだと私は、考える。
かつて、私が就職活動をしたとき、何十という履歴書を送ったが、連絡はなかった。うち一社に直接電話をし、理由を訊ねた。担当者はこう言った。
”男性にお茶汲みを頼めないじゃないですか”
女性限定と表記しない。男女差別で叩かれないための策だ。だから”とりあえず”履歴書を受け付ける。
車をクレジットで買う。支払いが終わり、名義を変更しようとする。本来、完済証明や所有権解除を業者が行うのだが、それができない。邪魔するのは個人情報保護法である。
法律で、何が変った?悪人は法の目を縫う。法に従う、まともな人間の手間だけが増える。
地を這い、泥を飲む。そんな努力を踏みにじる法律が、確かに、ある。
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