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2006年7月28日 (金)

無垢なるもの

千葉地裁で、ある判決が下った。公園ベンチ転落事故。この呼称が正しいかは知らないが、とにかく市の過失を認めた。

原告側である子を亡くした親の気持ちは、気持ちとして分かる。子育てを放棄する親よりはましだとも思う。しかし、私が公園の管理者だとして、植え込みの枯れ枝一本までに気を配るのはおそらく無理だろう。

”親”とは・・・

高崎山の猿が出産した。二度目だ。以前生んだ一子は行方不明となっていた。

両腕が不自由なこの母親が生きていく、まして子育てをするのは容易でない。

陣痛に耐える姿。必死に子を抱こうとする姿。その姿に、確かに”親”を見た。

物言わぬものこそ、不自由なものこそ、伝えてくれる。大切なことを。

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